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中国で舞台通訳

中国での演劇公演を通訳でお手伝いします。



どんな業種でも背景としてその業務に関する多少の知識がないと、
スムーズな通訳は行えません。

特に舞台の仕込みの際などは、専門用語が多く、
一般的な通訳さんでは、その専門用語自体を説明しなければならないという事態も・・・
            
以前、海外公演で舞台上のドアを開けたとき客席から裏が見えてしまうので
「ここにカガミを置いておいてくれ」と向こうのスタッフに通訳さんを通して頼んだところ、
翌日、ドアを開けたら、目の前に鏡に映った自分があらわれて、
びっくりしたという話を聞いたことがあります。
            
そう、通訳さんが “カガミ” を “鏡”と訳しちゃったんです・・・・
(舞台用語で、カガミというと、ドアなどを開けたときに裏が見えないようにおくパネルなどの事を言います。)
            
舞台の専門用語に関する笑い話は、たくさんあるけれども、
時間に追われて仕事をこなす当事者にしたら笑うに笑えません。。
ため息と共に疲れ倍増です・・・・

また、中国と日本では仕事の進め方、仕事に対する考え方も違います。
そのギャップにイライラさせられることもあります。

でも、みんな公演を成功させたいという気持ち、
自分の仕事に対するプロ意識は同じなのです。

だからこそ、それぞれの国のやり方を主張したくなります。
そこで生まれる衝突もあります。

通訳の仕事を通して、公演に伴う不要なストレスや衝突を減らし、
日本人・中国人一緒に笑顔で千秋楽を迎えることを目指します。